塾長コラム
2020/02/29
またまた久々の更新となってしまいました。
日々、お伝えしたいこと、思うこと、いろいろあるのですが。。。
今日はほぼ3年ぶりということで当館の近況などを少々。
中学受験は該当者がおらず、高校受験クラスに8名、大学受験クラスに1名が在籍していました。
国立大学の合格発表はまだなのですべてが終わったわけではありませんが、とりあえず諸君の頑張りの成果が出たようです。
高校受験は併願確約の定着で第一志望の公立と滑り止めの私立一校の二校だけの受験生が増えています。
一月末の単願推薦合格者、都立推薦合格者、二月上旬の私立校受験合格者と数多くのクラスメートが受かって喜んでいる姿を横目で見ながら二月末の都立入試まで集中力を保つのは大変です。
高倍率でさらにハードルを上げている高校もあります。
大学入試ならば全国規模で2倍~6倍の倍率の中4校~8校受験し、期間も統一センター入試から2月いっぱい、場合によっては3月初旬まで続くことに比べたらかなり楽なのですが、15歳の中学生にはかなりの試練なのでしょうね。
今年の生徒諸君はかなりの頑張りを見せてくれました。
ただこれがゴールではなくまだまだ先があることをどれだけの諸君が肝に銘じていてくれるでしょうか。
40年以上にわたって受験生を送り出してきましたが、どのような結果が出ようと、彼ら彼女らの学習に携われたことを誇りに思っています。
どの一人をとっても自慢の生徒達です。
願わくば、いつの日か、成長した姿を見せてくれることを。
そのためには現状を維持し続けなければなりませんが。
I'm so proud of having taught you. A bright future is ahead of you all. Keep studying, kids!
Whenever you're in trouble, just come see me. The door is always open!
2017/03/05
またまた久々の更新となってしまいました。
日々、お伝えしたいこと、思うこと、いろいろあるのですが。。。
今日はほぼ3年ぶりということで当館の近況などを少々。
中学受験は該当者がおらず、高校受験クラスに8名、大学受験クラスに1名が在籍していました。
国立大学の合格発表はまだなのですべてが終わったわけではありませんが、とりあえず諸君の頑張りの成果が出たようです。
高校受験は併願確約の定着で第一志望の公立と滑り止めの私立一校の二校だけの受験生が増えています。
一月末の単願推薦合格者、都立推薦合格者、二月上旬の私立校受験合格者と数多くのクラスメートが受かって喜んでいる姿を横目で見ながら二月末の都立入試まで集中力を保つのは大変です。
高倍率でさらにハードルを上げている高校もあります。
大学入試ならば全国規模で2倍~6倍の倍率の中4校~8校受験し、期間も統一センター入試から2月いっぱい、場合によっては3月初旬まで続くことに比べたらかなり楽なのですが、15歳の中学生にはかなりの試練なのでしょうね。
今年の生徒諸君はかなりの頑張りを見せてくれました。
ただこれがゴールではなくまだまだ先があることをどれだけの諸君が肝に銘じていてくれるでしょうか。
40年以上にわたって受験生を送り出してきましたが、どのような結果が出ようと、彼ら彼女らの学習に携われたことを誇りに思っています。
どの一人をとっても自慢の生徒達です。
願わくば、いつの日か、成長した姿を見せてくれることを。
そのためには現状を維持し続けなければなりませんが。
I'm so proud of having taught you. A bright future is ahead of you all. Keep studying, kids!
Whenever you're in trouble, just come see me. The door is always open!
2014/02/28
「本日からホームページがリニューアルしました。どれだけの人の目にとまり、どれだけの人にご賛同いただけるか、楽しみにしております。
さて、24日は都立高校の入試が行われました。
当館からも6名が挑戦。
さすがにテスト後で、どのくらいの生徒がやってくるかと思いきや、4名が授業に出席!!
疲れているだろうし、体調も万全ではない、終わったばかりなのに…。
そうした声も聞かれるかと思っていたところ、不安と充実感と疲れの混じった表情でやってきました。
「入試はまだ途中の通過点」
「失敗しても、その反省点を次に活かせ」
「『このくらいなら大丈夫』、そう思うなら根拠を示せ」
そう言い続けて、叱咤激励しながら、つきあってきました。
結果はまだ出ていませんが、今日の表情を見ていると、これから先、自らの意志で自ら選んだ道を歩み続けていくであろうことが確信できました。
打って変わって、先日、11年前に大学に入学して、当館を卒業していった生徒が華燭の典をあげました。
「電報を打っていただけますか?」
事前にお二人で見えて依頼を受けました。
彼が生徒として入会してきたのは20年前。もう彼の人生の3分の2を私に見せてくれています。
彼だけでなく、卒業していった諸君は動向をよく知らせてくれますが、塾の講師にとってこれほどの幸せはありません。
「就職しました」「結婚しました」「子供が生まれました」
といったうれしいお知らせがいつも励みになります。
中には
「転職したけど…」「上司とうまくいってない」と愚痴をこぼしに来るのもいます。
親御さんを亡くし、連れ合いを亡くし、といった悲しいお知らせをいただくこともあります。
ある生徒の病気療養中のお母さんを「孫を抱くまで頑張らないと」と励ましたとき、
「それは(孫を抱くのは)先生に任せるわ」と言われました。
その言葉の重さたるや…。
始めて書くコラムがとりとめもなく長いものになってしまいました。
今年大学受験をした4名、高校受験の6名、中学受験の4名。
このまま継続する生徒もいますが、彼ら、彼女らが10年後、20年後、当館を訪れ、
「相変わらずだねぇ、先生も」と言ってもらえるよう頑張り続けなければ。
今後もよろしくお願いします。
なお、このコラムについて、当館について、ご意見、ご感想がございましたら、こちらからどうぞ。
またまた久々の更新となってしまいました。
公立中学校では近年1学期の中間考査を実施せず、6月下旬に期末考査を行うところが増えています。
理由は様々でしょうが、初めての定期テストを経験する中学1年生にとってはかなりの緊張を強いられることでしょう。
公立中学校のシラバスを拝見すると、普段の授業中に小テストを頻繁に行ったり、発表形式の授業を行うことで生徒それぞれの姿勢や能力、練度を測っているようですね。
かつて言われたように、定期考査が6割、授業態度(提出物やノート検査、小テストの結果も含め)が4割で通知表の数値が決まる、ということはなくなっているようです。
提出物といえば、教科ごとにワークやドリル、プリントといった副教材と生徒がまとめたノートになるのでしょうが、最近の生徒たちを見ると、日常的にチェックされるものを除いては試験範囲(驚くことに事細かなに記された印刷物で配布されます)が発表になって漸く取り組み始める生徒も増えています。
曰く、「まだ範囲が判らないからやらなくていいんだ」、曰く「やれっていわれてないからいいんだ」というわけです。
試験範囲が発表されるのが1週間から10日前(早いところや中学3年は2週間前のところもあります)ですから、それから数十ページ問題を解き、自己採点をし、間違えた問題をやり直し・・・という作業を複数科目こなすわけです。
当館ならず、どこの塾でも家庭学習の指導を行いますが、「この分量をこの短期間で仕上げるのは無理でしょう」、と感じることが度々あります。
さらに、いざ範囲が発表されて学習開始しても、肝心のワーク類が学校においてあったり、配られたはずのプリントやワーク・問題集の模範解答が紛失していたり、でさらに期間が圧迫されることもあります。
寡聞にして、学校の先生方が「まだ手を触れないように」とか「指示があるまでやってはいけません」とおっしゃっているのを聞いたことがないのですが、生徒たちにとっては「いわない」=「やらない」「やるな」なのかもしれませんね。
皆さんのご家庭ではどうでしょう?
期末考査まで後3~4週間。試験範囲に該当する問題集、プリント類などあわせると結構な分量になりますがどこまで手をつけているでしょう。
たとえば中1、中2は数学は「リピート学習」という問題集とプリント。中3は加えて「復習問題集」があり、教科書の1章まるまる分に相当する範囲だと思われます。
英語、理科も同様。社会は学校によってですが、中1でも「品川区の公民」+「地理または歴史」、中2は「地理」と「歴史」、中3は「歴史」と「公民」ないし「復習問題集」、国語は「文法問題集」と「漢字演習」
全てあわせるととんでもない分量になります。
さらに、最近の傾向として(当たり前のことですが)実力問題、応用問題が増えてきています。つまり、「ノート・ワーク・プリントだけやって覚えていれば大丈夫」の時代ではなくなっているのです。
お子さんたちの進度や学習量をチェックしてみることをお勧めします。
範囲の発表がなくても、日々の復習の一環として学校で配布されている問題集等をやっているようですか?まぁ、いやがられるでしょうし、中には「やってるよ」と真偽のほどは判らない返事でごまかされるかもしれません。
一言にいって
「内申をあげる指導」という言葉の裏には上記のような家庭学習の指導や、学校の授業における態度、ノートの取り方までも含まれています。
さらにいろいろな実践法もあります。
当館では学校別、教科別、生徒別に対応していますし、
その場しのぎの対症療法ではなく、根本的な対処をしております。
不安や不満を感じられているなら、いつでもご相談ください。
メールでのお問い合わせはこちら
久々の更新です。
今日、27日に以前よりお知らせしていた「English School」の新しいレッスンが始まりました。
告知方法がまだ浸透していなかったせいか参加者が少なかったのが残念です。
病気でキャンセルされた方、14時開始を4時開始と勘違いされていらした方、あらかじめ予約をいただいて来られた方。
様々な理由はありましたが、予定通り14時からのレッスンは1名、16時(午後4時)からの時間差レッスンが1名となりました。
それぞれ、まだまだこれからレッスンが続いていくわけですからこうご期待と言ったところ。
次回は5月11日に予定しております。
途中からでも参加は可能ですので、是非ご検討の上、
できればあらかじめお電話かメールでご意向をお聞かせ願えればと思います。
また、時間的にきついよ、とお思いでしたら、
リクエストいただければ検討の余地ありですので、どうぞお気軽に。
メールでのお問い合わせ等はこちら
2014.03.27
「教務スタッフよりのちょっといい話」ページにて
当館がどのように指導に取り組んでいるかをお知らせするページですが、加えて、それぞれの教科担当者が教科に関すること、指導に関すること、ちょっと皆様に知っていただきたいこと、豆知識的なこと、を日々書かせていただくこととしました。
題して
「教科担当の今日のちょっといい話(仮タイトル)」です。
日々の指導の合間を縫ってのことですので、それほど頻繁にアップすることが出来ないかもしれませんが、お読みいただければ、と思います。
この「塾長コラム」とはひと味違った内容ですし、「へー、そうなんだ」「何を今更」「それちょっと変」等々のご意見やご感想などをいただければと思います。
今後の参考にさせていただきますので、是非どうぞ。
内田
メールでのお問い合わせ等はこちら
2014.03.22
「4色ボールペン」
今日のコラムは、当館の講師スタッフがいつも採点に使っている4色ボールペンについてお話ししましょう。
塾生、特に小学生のノートを見るとその意図が一目瞭然にわかると思います。
詳細はいずれ別ページでお話ししますが、今日は小学生の算数の授業を例にとって大まかにご説明します。
小学算数は個別指導では1回が80分前後、集団クラスでは100分前後になります。
では、授業が始まります。
あらかじめ教室スペースのホワイトボードにはその日に学習する内容が図解とともに書いてあります。
① 着席、挨拶の後、ホワイトボードの内容をノートに写させます。写し終わったら、鉛筆を置きノートは閉じさせます。
② 講師による解説(3分から5分程度)
③ ホワイトボード上の問題に関して生徒に質問します。
生徒は口々に、あるいは指名されて口頭で推論を発表します。
④ それぞれの推論について、賛同するか反論するかを聞いていきます。
⑤ 一通り答えや推論を述べさせたところで、類題に挑戦させます。
このときにはまだ、誰の答えがあっていて、誰の答えが間違っているかは知らせません。
⑥ 類題の採点を行います。
正解なら赤色で○、不正解なら赤色で×をつけます。
正解した生徒は次の練習問題や演習問題へ進みますが、不正解だった生徒は答えの方向性だけのヒントをもらって再挑戦します。
⑦ 再挑戦組の採点を今度は青色で行います。
前回同様に正解なら青色で○、不正解なら青色で×をつけます。
⑧ 青○組は赤○組同様に次のステップへ、青×組はもう少しヒントをもらい再々挑戦です。
⑨ 再々挑戦組の採点を緑色で行います。
手順は同じですが、緑×がついた場合は、最初の説明や手順と自分の手順がどう違っているのか、どこまであっていてどこから間違えているのかのヒントをもらい再々再挑戦です。
⑩ 最後の黒色採点です。ここで○をもらえれば、次のステップですが、×だと最後のヒントになります。
×をもらった生徒の手順や計算をホワイトボードに写し、先ほどの解説の手順に従って吟味します。
そして最後の挑戦です。まだ正解を教えません。最後まで解くのはあくまでも生徒自身です。
⑪ 最後の採点。赤青緑黒ときました。最後の採点は・・・普通のHBの鉛筆です。
ここまで○をもらえていない生徒のほとんどは焦って計算ミスをしたり、単位をつけ違えたりといったもので問題内容が理解できていない生徒はいません。
※この間も、他の生徒の進捗状況を見ながら、○付けとヒント出しは続いています。 ⑫ その授業の課題で全てのステップが終了すると帰宅できます。
授業終了時に宿題(その日の復習内容となる類題が6割、応用問題が4割で構成されたA4用紙1枚程度が一日分の宿題分量です)と宿題連絡表を受け取って帰宅します。
そのときの約束事が、
「次回の授業日の前日寝るまでに、宿題を解いたノートと連絡表を保護者に見てもらい確認のサインまたはコメントをもらう」です。
ノートを見ると、色とりどりの○や×が付いていますし、いろいろな書き込みがしてあったり
やり直しをしたりで結構汚れています。でもそれが生徒の努力の証であり、出来具合なのです。
赤○や青○であれば、ほぼ100%を、緑○なら70%ほど、黒○でも50%は生徒自身が解いているわけです。そして鉛筆の○であっても最後の詰めは生徒がやっています。
講師が答えを教えることはまずありません。ノートは自分で解いた解答解説集になるわけです。
保護者の方にしてみれば、「緑や黒ばっかりじゃない」とか「これじゃ×付けじゃない」と喉元まで出かかるでしょう。でも堪えてください。
入会時に「不安や不満がたまったり、何かあったらすぐに電話やメールでお話しください。またノートや連絡表を見せなくなっても同様にご連絡ください」とお願いしています。
他塾では空いているコマのスタッフが家庭に電話して進捗状況などを事細かに説明しているようですが、当館ではまず生徒のノートを見てもらう。これにつきます。
ノートにある色分けされた○や×。前途洋々・完全無欠・絶体絶命といったハンコ。満点スタンプカード。帰宅を知らせるメールの配信時間。等々でその日の出来具合がわかります。
むろん、成績や進捗状況だけではありません。それ以外のことに関して常に連絡を密に保つようにしております。
「厳しい」「辛い」「量が多い」「答えを教えてくれない」などとよく言われます。でもノートを開いてみれば自分の努力によって自分で解答してきた証があるわけですし、ただ答えを聞いて覚えたのではなく、覚えた知識を生かして解答してきたせいか成果がノートを見ればわかるのです。
次のステップに向けての大きな自信たり得るのです。
私たちの仕事は生徒に方向性と方法を教えるだけ。
歩いて目的地に到達するのはあくまでも生徒自身です。
初めてプールで泳ぐとき、初めて一人で自転車に乗れたとき、どこまで手伝ってもらいましたか?
どこまで手をさしのべましたか?
プールで必死に足をばたばたしている子供に、「ここまで頑張れ!」といいながら徐々に後ずさりしていませんでしたか?
自転車を必死にこぎバランスをとろうとしている子供に、「押さえてるから大丈夫!」といいながらそっと手を離しませんでしたか?
何度も水を飲んだり、転がったりしながらも徐々にできるようになる。あきらめたり甘えたり、手を差しのばし続けていてはできるようになりませんよね。
勉強も同じです。自分で解いて初めて「やったぁ」と思い、自信にもつながります。
当館の卒業生たちは皆この過程を経て自分で歩むことを覚えます。無論、出来不出来、早い遅い、多い少ないの差はあります。
でも、それがその生徒の価値を決めるものでは決してありません。偏差値が高かろうと、成績がよかろうと、反省を活かして突き進んでいける子になってもらいたいと思っています。
ずいぶん長くなりましたが、「4色ボールペン」の意味をお話ししました。次回は他の教科にも触れていきたいと思います。
また、数学担当、国語担当の各スタッフによるコラムも掲載する予定ですのでご期待ください。
大感謝キャンペーンもよろしくお願いします。
代表 内田 厚彦
2014.03.20
ようやく暖かさが実感できるようになりました。
毎年、楽しみにしている法蓮寺から旗岡八幡にかけての桜並木が見頃になるのも、もうじきでしょうね。
今回は、しばらく前から心に引っかかっていることを書こうと思います。
きっかけはある保護者の方からの質問でした。
「先生のところはデータを元にして面接担当者が面接をするんじゃないんですね」
最初はなんのことを言われているのか戸惑いましたが、話すうちに得心がいきました。
当館では、教えるもの、面談するものが別人であったり、客観的指導の名の下にデータのみで進路指導学習指導を行うことはありません。
また、営業担当者がカリキュラム、指導案を提示したり、さらなる受講科目を提案したりということもありません。お受けした範囲の金額で、お受けした範囲以上のことを一人ひとりの生徒に提供していくことをお約束しています。
実際の学習指導担当者が保護者の方と、また生徒さん自身と面談等を行って参ります。
地元塾ならではの立場、方法があります。
確かに情報量は少ないかもしれません。でも現在は情報伝達の手段が増え、インターネットで調べうることも多くなっています。使用教材にも差はありません。表紙が違うだけの場合もよくあります。当館のシステム教材、ウェッブ教材は進学校などでも採用されており、小さな個人塾では滅多に採用されないものさえも使っております。
私達はあくまで現場で生徒と向き合い、時間をともにし、その生徒の最大の理解者たり得るように努めています。
地元塾はそうしたお子さんのこと、家庭環境などにも詳しく、そのお子さんの行く末をいつまでも見守り、何かあればいつでもご相談にのらせていただくことで信頼と実績を築いているのです。
「会社を大きくする」「教室展開をする」といった考えを否定はしませんが、企業として常に右肩上がりを目指し次へと新しい学習商品を提示し、経験値の少ない学生アルバイトとマニュアル方式の指導で安価に押さえ、個別指導・集団指導・家庭教師派遣・教育コンテンツ配信と教育事業全体を系列会社で押さえ、母集団を明らかにせず上位校合格者数を競うといった惑わすような手法。また通塾生の減少で教室閉鎖や撤退を行うといったことが企業とすれば当たり前のことかもしれません。
それでうまくいくことも当然ありますが、我々地元に根ざした塾は成長志向より循環志向なのです。
卒業生の第2世代が通塾し始めています。公立学校ですと公務員教師の方には移動があります。会社組織で教室展開をしても浮き沈みはあるし講師の入れ替えは激しく行われます。
名前が変わったり、若干の移動(400メートルほどの引っ越し)はありましたが、私は変わらず中延の地で皆さんに寄り添っています。相変わらず「頑固な髭親父」でいます。
そうしたことを続けてこられたのも、地元の皆さんのご支持があってこそ。
30年目を迎え、地元の皆さんに少しでもその恩返しができればと思い、今回、あるキャンペーンを行うことといたしました。
後日、発表いたしますのでご期待ください。
2014.03.07
平成二十六年度の中学・高校・大学入試。
当館で1年以上学習を続けてきた生徒諸君の入試全日程が終わり、結果をお知らせいただきました。
本人が直接来塾されたり、電話をいただいたり。中には保護者の方同伴で来られたり。
「たかが入試、されど入試」通過点をどんな形でクリアしていくのか。そう言い続けていますが、今回の入試の結果は、諸君の努力の一つの結果です。
より大きな目標に向かって最大限の努力をする。結果はあくまでも結果に過ぎず、長い人生における一つの通過点に過ぎません。
今回の受験で、満足のいく結果を得ようと、たとえ不本意な結果であろうと、次回にその経験と反省を活かし、常に前向きでより上を目指すことが重要です。
「このくらいでいいや」とか「自分のレベルにあったところでほどほどに」とかでは進歩は望めません。困難に立ち向かう努力の大きさは、喜びや満足、そして敗北感、挫折感、後悔と正比例します。いかなる結果を得ようと、それは次のステップへ進むときに何事にも優る経験値ともなります。
学問する心は一生の財産であることを、そしてそのようなチャンスに恵まれていることを決して忘れずに今後も進んでいくことを願ってやみません。
努力した諸君に、今後も前向きに突き進むであろう諸君に、そしてそれを支える家族の皆さんに拍手です。
おめでとうございました。
2014.02.24
「本日からホームページがリニューアルしました。どれだけの人の目にとまり、どれだけの人にご賛同いただけるか、楽しみにしております。
さて、24日は都立高校の入試が行われました。
当館からも6名が挑戦。
さすがにテスト後で、どのくらいの生徒がやってくるかと思いきや、4名が授業に出席!!
疲れているだろうし、体調も万全ではない、終わったばかりなのに…。
そうした声も聞かれるかと思っていたところ、不安と充実感と疲れの混じった表情でやってきました。
「入試はまだ途中の通過点」
「失敗しても、その反省点を次に活かせ」
「『このくらいなら大丈夫』、そう思うなら根拠を示せ」
そう言い続けて、叱咤激励しながら、つきあってきました。
結果はまだ出ていませんが、今日の表情を見ていると、これから先、自らの意志で自ら選んだ道を歩み続けていくであろうことが確信できました。
打って変わって、先日、11年前に大学に入学して、当館を卒業していった生徒が華燭の典をあげました。
「電報を打っていただけますか?」
事前にお二人で見えて依頼を受けました。
彼が生徒として入会してきたのは20年前。もう彼の人生の3分の2を私に見せてくれています。
彼だけでなく、卒業していった諸君は動向をよく知らせてくれますが、塾の講師にとってこれほどの幸せはありません。
「就職しました」「結婚しました」「子供が生まれました」
といったうれしいお知らせがいつも励みになります。
中には
「転職したけど…」「上司とうまくいってない」と愚痴をこぼしに来るのもいます。
親御さんを亡くし、連れ合いを亡くし、といった悲しいお知らせをいただくこともあります。
ある生徒の病気療養中のお母さんを「孫を抱くまで頑張らないと」と励ましたとき、
「それは(孫を抱くのは)先生に任せるわ」と言われました。
その言葉の重さたるや…。
始めて書くコラムがとりとめもなく長いものになってしまいました。
今年大学受験をした4名、高校受験の6名、中学受験の4名。
このまま継続する生徒もいますが、彼ら、彼女らが10年後、20年後、当館を訪れ、
「相変わらずだねぇ、先生も」と言ってもらえるよう頑張り続けなければ。
今後もよろしくお願いします。
なお、このコラムについて、当館について、ご意見、ご感想がございましたら、こちらからどうぞ。